銀行交渉で強気に出ても良いかは、事前 にチェックしろ!
自分の会社が銀行からどう見られているのか、気になりますよね?
そこを見誤ると、、、
・払わなくても良い金利を払うことになる
・「借りてください!」と、言われているから安心していたのに、いきなり態度が急変して焦る。
ということになりかねません。
人間関係に例えると、何かの間違いが起きて、反省すべきシチュエーションで逆切れする人、こういう人とお付き合いしたくありませんね?
意図せず、そんな事をしてしまっていないか、是非ともチェックして頂きたいのです。
逆に、そこを見極めることができれば、攻めるべき時に攻め、引くべき時には引くことができますから、会社も安全になり、また、銀行さんとも良好な関係を築くことができるようになります。
そこを見極める簡単な方法があります。
お手元に去年の決算書をご用意ください。
[STEP1]
損益計算書の一番最終行の「当期純利益」、ここはプラスになっていますか?
プラスになっているようなら、強気に出られる可能性が高いです。
[STEP2]に進んでください。
マイナスであれば、強気に出てはいけません。
来期の決算後に期待しましょう。
[STEP2]
貸借対照表の右下の「純資産の部計」、ここはプラスになっていますか?
プラスになっているようなら強気に出て大丈夫です。
どれほど強気に出てよいかを見極めるため、
[STEP3]に進んでください。
マイナスであれば、強気に出てはいけません。
銀行さんがいつ撤退したいと言い出しても
おかしくない状況です。
プラスになるまでじっと利益を出し続け、我慢の交渉しましょう。
[STEP3]
貸借対照表の左上の「現金・預金」の金額は月商の何か月分ありますか?
LEVEL 1 月商1か月分
... 自信を持っていきましょう。
LEBEL 2 月商2ヶ月分
... かなり強気で行きましょう!
LEBEL 3 月商3ヶ月分
... もう勝敗は完全にこちらの手中にあります。
いかがですか?
なんといっても大切なのは、
[STEP1]の当期純利益ここがプラスかマイナスかです。
意外と「うちは中小企業なんだから、マイナスであることも仕方ない、銀行だって大目に見てくれる」
という甘えた考えが通ると思っている経営者は多いものです。
しかし、現実は違います。
赤字にするなら、それなりの覚悟が必要です。
逆に、[STEP3]のLEVEL2以上にいるのに、保証協会の保証がないと融資してもらえないと思い込んでいたり、必要以上の根抵当権をとられている会社も見受けます。
これも非常にもったいない話です。
ご自身の会社の状況をよく見極めて、適切な態度で交渉しましょう。
良好な関係を構築することができますよ。