法人税をケチって利息で損をしていませんか?
利益を出して支払う法人税の増加額と利息の減少額、どちらが大きいと思いますか?
「法人税を10万円多く支払っても、利息は10万円も下がらないだろう」
というのが、恐らく一般的な感覚ではないでしょうか?
借入をするには利益を出す必要があります。
しかし、利益を出すと法人税がかかります。
損失を埋めるための借入は利率が上がりますが、利益を出しながらの借入は条件が良くなるので利率が下がります。
しかし、法人税増加額より利息減少額の方が大きくなければ、(借入を中心に考えた場合)法人税を払うだけ損という事になります。
法人税は利益に、利息は借入残高にかかるものなので、両社に直接の関係はありません。
ですから、単純に評価するのは難しいところです。
ここでは当社の顧問先の時系列を参考に見てみたいと思います。
「 (支払利息+法人税)÷銀行借入残高」という式で法人税込の効率を計算してみてみました。
当社顧問前 4.6%→当社顧問後 2.56%と大きく改善しています(小さくなるほど効率が良い)。
ちなみに法人税額だけを比べると、当社顧問後は当社顧問前の 1.4倍の支払があります。
また、「利息+法人税額」の絶対額も 10.7%減少しています。
つまり、法人税増加額よりも利息減少額の方が大きいというのが結論です。
逆を返すと「法人税をケチると利息で損する」ということになります。
まさに「損して得とれ」です。
しかし、長年の経験からすると、経営者の法人税ギライは根深いものがあります。
簡単には解消できると思えません。
しかし、あなたはこのデータが示す現実をどう受け止めるでしょうか?
もちろん、先ほど書いたように、法人税と利息の間には直接の因果関係はありません。
ですから、状況によって違いもあります。
例えば、利息減少の要因には法人税増加だけでなく、その他の努力もあるでしょう。
ですから、当ブログを見て法人税を払ったのに、利率が下がらなかったというクレームは無しにして下さい。
なお、当社では 「 (支払利息+法人税)÷手許資金」という指標を用いて、お客様の手許資金維持費を最適化させて頂いております。
「 (支払利息+法人税)÷手許資金」の顧問開始前後比は、最高で 11.52倍、平均で 2.73倍となっております。
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