16.保証協会付融資(制度融資)を受けているが追加の融資を受けるには?
保証協会付の融資(制度融資)を受けている場合に、そのすべてが返済し終わらないと新たな借り入れができないということはありません。
保証協会付融資を受ける際の注意点
また、A銀行で保証協会付融資を受けていても、新たにB銀行から保証協会付融資を受けるということも可能です。
ただし、保証協会の方で借入頻度をコントロールしてしまうので、例えば、協会付借入→半年後に協会付借入というケースにおいて、保証協会が「前回借りてからまだ半年しか経っていないのでNG」という場合があります。
なお、この場合、半年後に申し込みをするのがB銀行を通してであったとしても、よほどB銀行の説得が上手くない限り同じ結果になってしまいます。
複数金融機関からの同時申込受付が出来ない保証協会
更に、「保証協会は同時に複数の金融機関からの申込を受けつけない」という点も押さえておきたいところです。
つまり、融資に慎重なA銀行の担当者が保証協会とながながと時間をかけて交渉したとして、しびれを切らしてB銀行に申し込んでも、「ただいまA銀行と交渉中」とはねられてしまいます。
こうなるとA銀行に取り下げてもらうか、結論が出るまで待つしかありません。
しかし、A銀行の立場からしても、取り下げてなどくれることはありませんし、逆に引き延ばしにあってしまう可能性さえあります。
また、A銀行を通しての結論がNGだった場合、すぐにB銀行を通して申込んでもOKが出る可能性が低いことはいうまでもありません。
したがって、こういった事情を考慮に入れて、申込みをして頂く必要があるので、ご注意いただきたいと思います。
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