14.銀行には無担保・無保証人の借入はあるのか?
銀行借入において「無担保」「無保証」で借り入れるパターンは大きく3つに分けることができます。
上場企業規模の場合
一つは、上場企業のような取引規模で銀行に対して強い立場を行使できる場合。
これは中小企業にはかなりハードルが高いケースです。しかし、実際この域に到達している中小企業もあるにはあります。 最終的にはここを目指すべきで、そう交渉していくべきです。 代表者の個人保証さえいらないという状態をめざしましょう。
保証協会の保証を受ける場合
二番目、これが最も一般的なケースですが、「保証協会の保証を受ける」場合。代表者の連帯保証は必要ですが、保証限度額や企業の体力という個別要素さえクリアすれば、第三者保証や担保の必要のない融資が受けられます。
銀行引受私募債の発行をする場合
三番目が「銀行引受私募債の発行」です。
純資産1億円以上(その他要件有)と、二番目に比べてハードルがぐっと上がりますが、一番目と比べるとずっと低くなります。
中小企業はまずここを目指して頂きたいと思います。また、銀行引受私募債は「健全性の証明」でもありますので、信用力が増します。
この借入は貸借対照表で「社債」と表示され、他の銀行との交渉時にアピールすることができます。
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