2.銀行借入について基礎から学ぶには
結論から申し上げますと、わざわざ銀行借入について基礎から学ぶ必要はありません。
もし、その時間があるならば、むしろ、原理原則を押さえた上で実行し、「習うより慣れろ」を実践して頂きたいのです。
銀行に対して過度に「憶病」であったり、「敵対視」していたりする企業を見かけることがあります。
しかし、このような態度は間違いです。銀行は私たち企業のパートナーであり、「対等な関係」を構築しようと努力する企業に好感を持ってくれるものなのです。
銀行借入の原理原則
原理原則は、「借入(商品)の種類を知る」「銀行の種類と役割を知る」「銀行の組織を知る」「銀行への説明の仕方を知る」「銀行との関係構築の仕方を知る」の5つにまとめられます。
どうでしょう?売上先や仕入先との取引とどこも変わるところがないことがお分かり頂けますでしょうか。
つまり、銀行借入は座学で学ぶものではなく、情報を集め実践することによって、初めて意味を持つものなのです。
逆に勉強したのに「これは正論で、当社にあてはまらないのではないだろうか?」という疑問がわいてしまい、実行に移せない会社を見かけます。
それよりも、いくつもの企業を顧問先に持つ会計事務所から、「ほかの会社はどうしているのか」「当社にあった銀行はどこなのか」という情報を引き出して、実践してみることの方が大切なのです。
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