1.銀行融資、銀行借入とは
企業経営において最も大切なのは資金繰りです。いくら利益が出たとしても、肝心な時に手元資金がなく、身動きできないような経営では仕方がありません。
ところが、どんなに素晴らしいビジネスモデルを持っていても、日本国内で企業を経営する限り、広く資本金をあつめてビジネスを行うことは、上場企業を除いて難しいのが現実です。
とくに中小企業において、上場のハードルは高く難しいのが現実です。しかし、企業経営を行うにあたって、ビジネスサイズに応じて一定の資金が必要となることはいうまでもありません。
そのギャップを埋めているのが、銀行借入です。
単なる"借金"ではない銀行借入
銀行が預金者から資金を集め、企業に貸付けるモデルを間接金融といいます。金融機関にビジネスモデルや決算書を提出・説明するのは、上場企業が株主総会で株主に対して業績等を説明し、資金調達するのと同じです。
銀行借入というと借金(しゃっきん)のイメージが強いのは理解できますし、そういった一面があるのも事実です。
しかし、銀行からビジネスモデルの審査を受けた、資本金に代わる正当な資金であるということを意識することで、「単なる借金ではない」と考えると意識も変わってくるのではないでしょうか。
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